振り返り

28日、地区コンクール。
ここで終わりになんかしたくなかった。

うちらの順番は1番。結果発表も当然1番最初。
各学校の賞が発表し終わって地区代表の発表。


1番が飛ばされて8番が呼ばれた。


最初はなんだかよくわからなくて頭が真っ白で
みんなの鼻のすする音を聞いているだけ。
何も考える気が起きなくて、立ち上がる気力もなくて
みんなその場から動かなかった。
そのうち金賞とだけ書かれた賞状がひとりひとりに回されてきた。
それを手にして見た時、やっと頭で理解できて、涙が止まらなかった。
どうしようもない悔しさで胸が締め付けられて苦しかった。


口では言わなかったけど、
「3年連続全道出場」を果たすんだっていう思いが自然と強かった。
あのメンバーで全道に行きたかった。


全道に行くことが全てではないけれど、kitaraでもう一度演奏したかった。
一昨年も去年も悔しい思いをしたあの場所。


誰にも言ってなかったというか、うちの部活の状態を見てたら
言えなかったこと。
今正直に言うと、あたしの一番にかかげてた目標は
「全道で金賞をとる」ことだった。
決して今年も余裕で全道に行けるからその先を考えてたとかではなく。
やっぱり2年間あの場所の雰囲気に負けて全然自分の納得いく
演奏ができてなかった。だからどんな場所でも余裕をもった演奏が
できるようにあたしはなりたかった。もっと上を目指していきたかった。


でも結果はダメ金。
目標を果たす以前のとこで終わってしまった。


楽しんで演奏できた。1番で金賞とれた。代表に2人選んでくれていた。
+にとろうと思えばとれるとこも結構ある。


けど今までの練習を思い返すとどうしても+にとれない、あたしは。
悔しいしかでてこなくなってしまう。


今年は全然まとまりがなくて、一体感がなかった。
勢いもなければ目標も定まってない。
人も全く揃わない。練習量も全然少ない。自分に甘い。
正直3年生も口だけで頑張れてなかった人がいた。


うちらは一人一人がもっと頑張れた。
一人一人がMAXで頑張っていれば代表に3人選んでくれたかもしれない。
“悔しいけど、でも金賞だったし良かった"って言ってる人には
申し訳ないけど、そんな風に思っちゃうんだよ。どうしても。


あたしは今回のコンクールの結果を決して良かったとは
言えない。けど、この悔しさをばねに引退までの残りの期間
もっともっと成長して上手くなって残りの行事、
どれもぬかりない演奏をしたい。
聴く人全員に良かったよって言って貰える演奏を目指したい。
そしてなんといっても、部員とのつながりを大切にしていきたい。
引退までにもっともっとまとまってそれが演奏から滲みでるくらい!
頑張ろう!